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[サーファー院長の骨休め]コラム::「魔女の一撃」
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「魔女の一撃」
急性腰痛症いわゆるギックリ腰。
ドイツ語では魔女の一撃というらしい。

毎年初秋のこの時期ギックリ腰で来院される患者さんが増える。
特に今年は多い気がする。
朝起きたら既に痛かった。
洗面をしようとして痛めたきり動けなくなった。
そうなると座ったはいいが立ち上がる時腰が伸びない。
腰を後ろに引いてしか歩くことができない。
寝返りができないから睡眠不足に陥った。

足が痺れるなど様々な症状があるが、共通するのは、痛くなる理由が見当たらないこと。
何で痛くなったのか自分でも分からないというのだ。

これが10月になると運動会で急に走ったり綱引きをして痛めた。冬場なら雪の日にタイヤにチェーンを巻こうとしてへんな格好をした。
6月の衣替えで重い衣装ケースを持ち上げた。必ず無理な動作を起こした瞬間に発症していて明確な理由がある。
しかしこの時期のギックリ腰は「寝て起きただけなのに。」とか「カラダをちょっと前に曲げただけなのに。」というように至って簡単な動作か考えても憶えのないのが特徴だ。

ではなぜこの時期皆腰を痛めてしまうのか?考えてみた。
彼らは勿論他人でいっしょに生活しているわけでもなく、仕事内容も違う。老若男女問わずだ。だが共通していることがたったひとつだけある。この地球上に生きている。そしてこの日本に。その気象環境が同じということだ。

では、この時期の気象状況とはどういうものなのか?
夏が終わり9月に入ると夏の太平洋高気圧が退き、低気圧が去ると大陸育ちの移動性高気圧が北に偏り日本を覆う。
そうなるとここ湘南には大陸から運ばれた冷涼な北東の風が吹き込んで来る。
夏の暑い南風は湿気を伴い確かにうっとうしい。冷たいものを飲んで内臓を冷やして、裸で寝る。でもなぜか腰は痛まない。
しかし、夏が終わり次第に朝の気温が下がりカラダを冷やす。
気温の低下にカラダはまだ順応しきれていない。
皮膚から体温を奪われまいと毛穴を塞ぎ、腰の周りの筋肉を緊張させる。
血管が収縮し血液が滞り、血中疲労物質乳酸が排泄しきれず、筋の質が落ち硬化する。その影響で椎間板に対する圧も上昇する。
夏場の冷たい食生活がたたって内臓機能の低下が体表に現れることもある。
それら複合した原因がカラダに備わっているとも知らず、寝起きに「あれっ何?痛いかも。」時間を追うごとに痛くなる。
一番ビックリするのは他でもない本人だ。

「いつもと同じ朝のはずなのになぜ?」

イエイエ魔女はいたのです。
それは、自然が作り出した冷たい北東からの風の仕業だったのです。


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