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[サーファー院長の骨休め]コラム::「余震のストレス」
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「余震のストレス」
3.11の震災以来余震が度々起き、落ち着かない日々が続いています。当院に福島県から被災された方が治療にお見えになりました。海沿いに建っていた家は津波で壊されましたが、身は無事でした。しかし、今後の生活の見通しが全く付きません。車に残るガソリンは、極僅か。でも行ける所まで行ってみよう。ということになり、布団と衣類を積み込んで神奈川の避難先に向けて出発しました。もうガソリンが尽きるという時に偶然に知人に助けてもらえ、そして知り合いとも合流でき、奇跡的に到着することができました。「人間日々、信念を持ち続けて生きていれば、決して裏切られることはないんだね。」とおっしゃっていました。

またもう一人の方は、高台に住んでいたお陰で家は無事でした。しかし、いつまた襲われるか分からない大きな余震に悩まされました。そんな不安な夜、非常用のリュックを枕元に置き、玄関にマットを敷いて家族全員で寝ました。余震がくるとパッと目を覚まし、荷物を持って外へ逃げる。収まるとまた床へ。でもまた揺れる。連夜そんなことを繰り返すうち遂に、起き上がることに疲れ果て、もう目を開くことさえしなくなったそうです。放射線の恐怖もあり、こちらに避難してきました。しかし、故郷から離れ、普段とは違う生活で、次第にストレスが溜まり、不眠に陥りました。

また、元々こちらで生活していた人にもあの地震以降カラダに異変が起きています。それは「地震揺れ」(動揺病)といって、頻発する強い地震を体験すると、その後実際は揺れていないのに、揺れているかのような感覚に襲われる。原因は、平衡感覚と視覚情報のずれによるものです。地震速報が入ると身構える。小さな揺れをどこかに探そうとする。だんだんそれが本当の揺れなのか、それとも自分だけが揺れているのかが分からなくなってくる。船酔いと同じような現象が起きコントロールできなくなり、めまいや吐き気を催すことがあります。

ストレスからの睡眠障害や地震酔いも首の後ろ側の筋肉がガチガチに凝って緊張しているという同様の特徴があります。そういう人は、まずフットバス(お湯を入れた容器)に足を入れてもらい、末梢の血流を促進させた後、首に関係する反射区が集まる足の親指周りを刺激し、遠隔操作で首の緊張を緩めていきます。下半身から次第に上半身へとマッサージを移っていき、腕周辺が緩んで来るとすでに首が楽になっています。そして耳の後ろにある完骨(かんこつ)というツボは、内耳へ繋がり、平衡感覚を整えますので、そこを指圧すると効果的です。最後に精神的に緊張すると顔の表情を作る筋肉もこわばってしまっているので、ここを優しくマッサージするとかなりリラックスしてよく眠れるようになります。
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