ビッグマッサー タハラ
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「Dreams Come True!!!」
「クラスの仲間全員と1枚の板で波に乗ってみたい!」これは、岩手県九戸郡洋野町立中野中学校3年B組の叶えたい夢だ。「岩手っ子の夢ゲット大作戦」という県青少年育成県民会議、教育委員会の主催で「県内の子供たちの持つ夢を地域の大人たちの支えにより共に協力しあい、掲げた夢を実現する」という企画に応募し、見事彼らが選考されたのだ。

さて、チャンスはもらったものの、誰が、どうやってこの夢を実現させるのか?23人+担任の先生が乗れるボードがあるのか?本当にそんなことが可能なのか?資金は?行く手には様々な困難が待ち受けていた。その時1人の男が立ち上がった。県立工業高校の教員佐々木先生である。彼は、この町の住民であり、東北ではその名を知られたサーファーだ。「俺がやらねば誰がやる。」と製作に名乗り出たのである。ひとりのサーファーとして、地元の子供たちの夢を何とかして叶えてやりたい。運命のように引き込まれていった。一本のボードにこれほど多くの人間が乗るためには、相当の大きさと浮力が必要だ。まずは設計から取り掛かった。作業場は、県内の製造加工会社が協力し、材料も映画のセットに使う発泡材を調達してくれた。それを繋ぎ合わせ、巨大なフォームを作成、アウトラインを引き、プレーナーでひたすら削り続けた。作業場は、大雪が降ったかのように粉が積もった。試行錯誤の末、長さ8.2m、幅2.4m、厚さ25cmの巨大サーフボードが完成したのである。

遂に本番の日を迎えた。曇天のもと波は、腰~胸というコンディション。揃いのジャージに身を包み、皆の結束力が一気に高まる。生徒スタッフ合わせ総勢42人がボードに乗った。先頭に製作者佐々木先生がジェットスキーからのロープを握る。ジェットスキーは、良い波を見極め、皆の夢を乗せたボードは、ゆっくりと波の懐へ導かれて行った。牽引ロープは、とてつもない力で引っ張られ、次の瞬間ロープを放した。スーッと走り始め、嘘のようにスピードが付いた。まるでモーターボートだ。ギャラリー、そしてテレビ、新聞メディアの視線がその迫力ある光景を一瞬も逃すまいと釘付けになる。海からも岸からも一斉に大歓声が沸き、感動に包まれた。「やったー!大成功だ!」
最初は、誰もが無理だと言った。しかしあきらめず、アイデアを出し合い、色々な人のサポートによってこの夢を叶えた。この記憶は彼らの人生の宝物になった。
それから6年が経過した今年3月11日あの大地震が起き、その海に津波が襲った。沿岸の港や鉄道が全て破壊されてしまった。しかしあの巨大ボードは、生き残った。あれ以来誰にも乗られることなく高台の校舎の影で眠っていたのだ。
この夏そのボードが甦る。ここ大磯で。つづく。
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