ビッグマッサー タハラ
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「岩手っ子の夢」
家を出て急な坂を下りきると踏切がある。渡れば三陸の青い海が広がる。この海は、俺の庭だ。幼い頃からここで毎日のように遊び、魚や貝を捕っては、焼いて食べた。

中学に入ると元サーファーの母親の影響もあってサーフィンを始め夢中になったが、通う洋野町立中野中学校にサーファーは、一人もいない。この楽しさをみんなにも教えたかった。「クラス23人乗りのサーフボードに乗りたい!」その夢を発表するとクラス一同賛成。さっそく「岩手っ子夢ゲット大作戦」に応募した(県教育委員会主催事業で県下の子供たちの夢を公募、地域団体のサポートを得ながら夢を叶える)。それが何と選考されたのだ。後日プロジェクトの担当者が計画書を持って来た。その内容に愕然とした。それは、180cmの板を人数分用意し、ロープで縦横につなぎ合わせ、波が来たら乗れというものだった。「これっていかだですか?」机上の空論とはこのことだ。県の担当者は全くサーフィンというものを理解していなかった。「サーフィンとは、波の斜面を一気に滑り降りるものだ。それには一本の巨大なサーフボードを作るしかない。」と力説する一人のサーファーが立ち上がった。彼は、地元でも一目置かれる存在で、夢を掲げた中学生の海の先輩だった。本業は、県立工業高校の教員で、人数から体積や浮力を割り出し、設計に取り掛かった。しかし、これを実現させるには、多額の費用が必要だ。そこに今度は、県内で大型看板業を営む会社が名乗り出て材料や作業場を提供した。こうして地域の支えを借りながら夢プロジェクトは進行していき、巨大サーフボードは、遂に完成した。真っ白な巨体を見て子供たちは唖然とした。大きく「Dreams Come True!」とペイントした。

さあ本番。それは、いつもの海で行なった。23人は、ライフジャケットを着けボードにしがみついた。ジェットスキーに牽引され、波の懐に連れて行かれると、一瞬押し上げられ、一気に滑降した。大成功だった。

それから7年。昨年、故郷は被災した。「クラスを代表して俺がもう一度波に乗る。」と故郷の絆を胸に大磯町に運ばれて来た、巨大サーフボードライディングをサーフィン協会の協力で、この5月4日に決行したのである。当時中学生だった彼は、今では、逞しく成長した消防士になり、先頭でパドルした。波に乗った時、興奮と共に少年の頃の夢が甦った。
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