「モートン病について」
カテゴリタグ:
2002年バックナンバー
1年程前から、右足指の付け根に違和感があります。最近は床などを踏みしめると痛みが出るようになりました。マラソンや登山が趣味ですが治らないでしょうか? (Aさん 55才女性)
モートン病は、足の主に第3・第4指の中足骨(足指の付け根から甲にかけて存在する骨)の付け根前方で骨と骨の間を通っている神経が骨同士の圧迫により挟まって痛みが出る病気です。軽いうちは、先の細い靴を履いたり、歩く時に蹴り出した際に痛みます。神経が何回も挟まったり常に挟まったりしていると、指の神経が腫れて神経腫となり、痛みが強くなります。足の指の感覚も鈍くなります。
通常、診断は第3・4指間を足の上下から圧迫した際に痛みが現れ、これらの指が向かい合う部分の感覚が鈍くなったり、また足の指の付け根部分で、足全体をきつく締めつけると痛みが出る場合もこの病気が疑われます。神経腫が大きな場合にはMRIなどの画像検査に写ることもあります。
まず指の付け根を締めつける幅の狭い靴を履かないように心掛けましょう。次に整形外科で、最も神経が締めつけられている場所に、局所麻酔剤と炎症を止めるステロイドホルモンの注射を受けると、七割の方は治ります。
一度で完全に症状がなくなることは少なく、5、6回の注射が必要になる方が多いです。注射の効果が切れると再び痛む場合や、効果が少ない場合には、手術して神経を切除します。
足の指の神経は手と違い、切除されてもあまり支障はなく、2年もすれぱ感覚もほぼ元通りになります。神経切除後は一ヶ月で普通の靴を履け、登山やマラソンなどの激しい運動も3ヶ月後には出来るようになります。
モートン病は、足の主に第3・第4指の中足骨(足指の付け根から甲にかけて存在する骨)の付け根前方で骨と骨の間を通っている神経が骨同士の圧迫により挟まって痛みが出る病気です。軽いうちは、先の細い靴を履いたり、歩く時に蹴り出した際に痛みます。神経が何回も挟まったり常に挟まったりしていると、指の神経が腫れて神経腫となり、痛みが強くなります。足の指の感覚も鈍くなります。
通常、診断は第3・4指間を足の上下から圧迫した際に痛みが現れ、これらの指が向かい合う部分の感覚が鈍くなったり、また足の指の付け根部分で、足全体をきつく締めつけると痛みが出る場合もこの病気が疑われます。神経腫が大きな場合にはMRIなどの画像検査に写ることもあります。
まず指の付け根を締めつける幅の狭い靴を履かないように心掛けましょう。次に整形外科で、最も神経が締めつけられている場所に、局所麻酔剤と炎症を止めるステロイドホルモンの注射を受けると、七割の方は治ります。
一度で完全に症状がなくなることは少なく、5、6回の注射が必要になる方が多いです。注射の効果が切れると再び痛む場合や、効果が少ない場合には、手術して神経を切除します。
足の指の神経は手と違い、切除されてもあまり支障はなく、2年もすれぱ感覚もほぼ元通りになります。神経切除後は一ヶ月で普通の靴を履け、登山やマラソンなどの激しい運動も3ヶ月後には出来るようになります。