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[サーファー院長の骨休め]コラム::「うみぴか」
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「うみぴか」
子供の頃、家から10分ほどの二宮の海水浴場で泳いだ。油断すると上か下かも分からないほど、波にぐるぐるに巻かれたことを覚えている。海は、子供の遊び場で、浜に積まれたテトラポッドの中は、絶好の秘密基地だった。

二宮中の大外回りと言えば部活のマラソンコースで、グランドを回ると一旦校門を出て、階段で海岸に降り、ロングビーチの先まで走る。葛川を折り返し、戻って来るというきついトレーニングを思い出す。

中2でサーフィンを覚え、目の前の海で波に乗れないと、大磯まで毎日のように自転車で通った。19歳の時には、台風の影響でドン深地形ではなくなり、2週間だけサーフィンが可能になり、地元の海で波に乗れる幸せを味わうなど、二宮の海には様々な思い出がある。20代半ばから大磯に住まうようになり、それからは、二宮の海から遠ざかってしまった。

しかし、痩せ細っていく砂浜、台風による西湘バイパスの崩落など、危険な海は、人が近付き難くなってしまったと感じる。大磯で暮らしながらもどこか生まれ育った海のことが気になっていた。

「誰か動き出さないのか。」大磯のビーチクリーンも来年で20年になる。その経験を活かして、まずゴミ拾いでもやってみよう。その時自分は、いったい何を感じるのか。その感覚に従おうと、今年2月二宮の海岸で一人ビニール袋を持って落ちているゴミを拾い始めた。

頬に当る風、砂に埋まる足の感じ、潮の臭い、今までやってきたことと何ら変わらない動きで、無心に拾った。それが無性に心地よかった。誰とやるかを考えるあまり機を逸していただけだったことに気付いた。

小一時間でタバコ、空き缶、ペットボトル、絡まる釣り糸と二袋分のゴミを拾った。分別作業をしていると、初老の男性が近付いてきて、彼も拾ったゴミを私に差し出し、「ご苦労様です。」と声を掛けてくれた。「やる価値あり。」と直感した。

翌月からは、二宮在住の後輩にも声を掛けるとその友人数人が集まった。それぞれにこの海への愛着を持っていた。その時から私たちは、同志となり、黙々とゴミを拾った。

私は、この活動を子供たちに広めたいと思っている。大人が勝手にゴミと言っているものも子供にとっては、お宝だったりする。拾った漂流物は、いったいどこから流れて来たのか想像力を働かせて、環境に興味を持つきっかけにして欲しい。

ここに新しいコミュニティーが誕生した。「うみぴか」とは、この活動の愛称だ。
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