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[サーファー院長の骨休め]コラム::「障害者スポーツサポーター」
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「障害者スポーツサポーター」
アイマスクを付け、目をつぶるとそこは、黒い闇の世界だ。視界が遮られた瞬間、聴覚に頼ろうとする。聞こえてくる話し声から周りに人が何人いるのか?その人は、遠いのか近いのか?ここは、広いのか狭いのか?辺り360度、この空間がどんな環境なのか把握しようとしている自分に気付く。

そこへ「ご案内しましょう。」と私に近付き、手の甲を私の手に当ててきた。上に辿リ、相手の腕を握った。「さあ、前に進みますよ。」「今、前が詰まっていますからここで少し待ちましょう。」「はい、動き出しました。一歩前へ。ここに5cm程の段差があります。気を付けて降りましょう。」「ここから下りの階段です。右側に手すりがあります。掴まりますか?」「はい。」「では、私が先に一歩降りますから、それに続けて降りて下さい。ゆっくり行きましょう。リズムよく、いいですよ。あと3段で踊り場です。」「ここで左に曲がります。もう一回左です。」「ここからまた階段です。一歩一歩行きましょう。」「はい、階段は、終わりました。到着で~す。」とアイマスクを外した。何と明るい世界だろう。自分が降りてきた階段を見上げて、導き手がいなければ、こんなにスムーズに降りて来られなかった。人間は、情報の8割を視覚から得ている。それが機能しなくなるとたちまち足が前に出なくなることを実感した。

これは、先日参加した「障害者スポーツサポーター養成講習会」での一場面だ。視覚障害者を誘導することを想定した訓練だが、誘導される側も相当集中力がいるということも分かった。

マッサージ師は、同業の視覚障害者と接する機会がある。以前ある研修会に参加した時、会場の入り口で立ち止まっている人がいた。そばにいた私は、「何かお手伝いしましょうか?」と尋ねた。彼は、「席に着きたいのですが、どこに座ったらいいか分からない。」と言う。私は、彼の左腕を掴み引っ張るように歩き出した。適当な席に、「ここに椅子があります。」と言うと、彼は、背もたれに触れ、伝って座面を確認し、無事座ることができたのだが、この誘導は、ふさわしくなかった。ほんの5mの距離だが、何のコミュニケーションもなく連れられた相手は、さぞ不安だったことだろう。視覚障害者は、誘導者の後に着くように歩く方が安心なのだ。

この講習会では、他に聴覚など身体障害、知的、精神障害などの基礎知識を学び、車椅子の押し方、最後に車椅子バスケとボッチャという競技を体験した。

アダプティブサーファーとの出会いをきっかけにこの分野の知識に乏しいことに気付き受講した。2020年には、世界中から人々がやってくる。出来ることをやってみようと思う。
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