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[サーファー院長の骨休め]コラム::「土踏まずのちからこぶ」
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「土踏まずのちからこぶ」
トリノ五輪未だメダルなし(2/16現在)。日本で最もメダルを期待されていた男子スピードスケート加藤条治選手は残念ながら総合6位とスピードスケート7大会連続のメダル獲得はならなかった。
この加藤選手テレビでは大きく見えるが、実は身長164cm体重60kgと小柄だ。しかし、昨年11月のW杯で世界記録を塗り替え「世界最速の男」になったのは彼の人並みはずれた扁平足に秘密があった。彼の足には土踏まずが全くない。優秀なアスリートにはこのような例が多く、室伏宏治、末継慎吾、北島康介らも同様の足形を持つ。足裏は本来四足だった頃から手と同じように器用に使うことが出来るよう細かい骨と筋肉で構成されている。二足歩行になった現代は靴を履き歩くことだけに使われるため足の機能は退化し、肉付きも薄くなってしまったが、加藤選手のように毎日スケート靴を履き、細いエッジの上にバランスを取りながら足裏で吸盤のように氷を掴みながら滑る日々のトレーニングの連続で足底の筋肉が発達したのだ。
しかし、なぜこのような卓越した肉体を持ちながら今回成績が振るわなかったのだろうか?リレハンメル五輪銅メダリスト堀井氏はこう分析する。「加藤選手の1回目のレース直前のアクシデントで10分間の中断があった。その間彼は落ち着いてコンディションを整えていたが、中断が何分続くか分からなかったので靴ひもを緩めなかった。普通スケート選手は出番の5~6組前に靴を履きひもを縛って準備する。しかし、加藤は中断によりいつもより長く足を締め付けていたことになる。選手たちは足の全神経をエッジに集中させるため靴の中での遊びを作らない。そのため血流が悪くなりうっ血するほどきつく縛るなど、デリケートな調整をしているのです。靴ひもで締め続けると神経を集中する足に研ぎ澄まされたものがなくなり、感覚が鈍くなる。そのためにミリ単位の細いエッジの上に体重を乗せて絶妙なバランスを取る彼本来のスケートが殺されスタートダッシュやコーナーワークにズレが生じた。」そして「スタートから抜けっぱなしだった。」とインタビューに答えたように、氷を繊細な感覚で掴むことができないままレースが終わったのである。
加藤の足裏の鍛え方は奇妙だ。幼少期足底がつることに快感を覚え何度も繰り返すうちに鍛えられたと。彼をマッサージするマネージャー曰く、「加藤選手の足の裏はまるで柔らかい手のひらのようだ。しかし、力を入れると力こぶが盛り上がる。それはまさしく猿のよう。だが、柔軟で繊細だ。」とも。このような驚異の肉体を持ってしても彼の前に運命というものが立ちはだかったのだ。2回目のレースではタイムを上げたが、メダルに手は届かず万事休す。しかし彼は爽やかに負けを認め、言い訳をしなかった。きっと勝利の女神は彼に試練を与えたのだ。4年後のバンクーバーで待っていると。
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