「人生の大波に乗れ」
皆さんは１０月１３日（日）に放送されたＴＶＫテレビ「あっぱれ神奈川大行進」（風竜感動の旅路）をご覧になったでしょうか？そう、この私が出演したあの番組です。今回はその話しをしたいと思います。
８月中皆さんは１０月１３日（日）に放送されたＴＶＫテレビ「あっぱれ神奈川大行進」（風竜感動旬一本の電話が鳴った。取るとTVKテレビの者だと言う。神奈川の各町を紹介する番組を作っていて、歌手の宇崎竜童さんが現地に訪れその町で活躍する元気な中年を尋ねるもの。今回大磯町ということでなぜか私が選ばれたらしい。「中年」というのが多少引っかかったが、テレビに出れるチャンスなんてそうあるもんじゃない。しかし、問題が一つあった。そのロケの日が８月２８日ということ。実はその日私は新島で行われる東日本サーフィン選手権大会に出場しているはず。テレビ・大会どっちも出たい。その事を告げた。「じゃあ、代わりになる人を紹介して下さい。」あっさりだ。いや、誰にもこのチャンスは譲れない。しかも宇崎さんだ。私はファンだった。生まれて初めて買ったレコードがダウンタウンブギウギバンドの「スモ－キンブギ」。「カッコマンブギ」「港のヨーコ…」も買った。コンサートにも行った。しかし、新島行きも予選を勝ち上がって手に入れたものだし…。結局大会に負けたら帰ってきて出演、勝っていたら断念ということにして、弟を代理に立てた。
新島ではそんな下心があってか、早々に負けた。明日がロケの日、早く帰らねば。
翌朝、天気は快晴。大磯で撮影が始まった。我が治療院の前でサーフボードを持っている私に宇崎さんが「おっ、いるねーサーファーが。ここ君の治療院？これから海行くの？」「いっしょに行きましょう。」と私。国１は朝のラッシュ、みんな見ていく。
海に着いた。でかい！昨日から新島沖を北上している台風のうねりが大磯にも届いていた。海の中にはサーファーの姿はなし。その波の大きさは、サーファーや漁師の方なら分かると思うが、沖の灯台の所から波が崩れている。体感では２階建ての家の高さである。果たして乗れるのだろうか？カメラの前で顔が引きつる。こんなことは滅多にしないが、港から沖に出て行った。沖に着くと岸は遥か彼方だ。水平線が見えなくなる、でかい波が来る。２～３本やり過ごした。「田原さん一発勝負ですよ。宇崎さんのスケジュールもありますから。」無情だ。弟は岸寄りで何本か乗っている。その時私の前に波が来た。乗った。すぐにその波は崩れてしまい腹ばいになった。そしてもう１回立ち上がった。最後にカメラに向かってバンザイをした。
でも、納得のライディングではなかった。１週間悔いが残った。時間内にいい波を選び出し、最高のライディングをする。それは大会も同じだ。「後悔してもしょうがない。」弟は冷静だった。
人生も同じである。チャンスを掴み取りより良い結果を出すということの重要さを教えられた。行くのか、行かないのか。決めるのは自分である。決めたらそれまでの経験と勘で突き進む。
皆さんも人生の大波を掴んで乗ってください。
８月中皆さんは１０月１３日（日）に放送されたＴＶＫテレビ「あっぱれ神奈川大行進」（風竜感動旬一本の電話が鳴った。取るとTVKテレビの者だと言う。神奈川の各町を紹介する番組を作っていて、歌手の宇崎竜童さんが現地に訪れその町で活躍する元気な中年を尋ねるもの。今回大磯町ということでなぜか私が選ばれたらしい。「中年」というのが多少引っかかったが、テレビに出れるチャンスなんてそうあるもんじゃない。しかし、問題が一つあった。そのロケの日が８月２８日ということ。実はその日私は新島で行われる東日本サーフィン選手権大会に出場しているはず。テレビ・大会どっちも出たい。その事を告げた。「じゃあ、代わりになる人を紹介して下さい。」あっさりだ。いや、誰にもこのチャンスは譲れない。しかも宇崎さんだ。私はファンだった。生まれて初めて買ったレコードがダウンタウンブギウギバンドの「スモ－キンブギ」。「カッコマンブギ」「港のヨーコ…」も買った。コンサートにも行った。しかし、新島行きも予選を勝ち上がって手に入れたものだし…。結局大会に負けたら帰ってきて出演、勝っていたら断念ということにして、弟を代理に立てた。
新島ではそんな下心があってか、早々に負けた。明日がロケの日、早く帰らねば。
翌朝、天気は快晴。大磯で撮影が始まった。我が治療院の前でサーフボードを持っている私に宇崎さんが「おっ、いるねーサーファーが。ここ君の治療院？これから海行くの？」「いっしょに行きましょう。」と私。国１は朝のラッシュ、みんな見ていく。
海に着いた。でかい！昨日から新島沖を北上している台風のうねりが大磯にも届いていた。海の中にはサーファーの姿はなし。その波の大きさは、サーファーや漁師の方なら分かると思うが、沖の灯台の所から波が崩れている。体感では２階建ての家の高さである。果たして乗れるのだろうか？カメラの前で顔が引きつる。こんなことは滅多にしないが、港から沖に出て行った。沖に着くと岸は遥か彼方だ。水平線が見えなくなる、でかい波が来る。２～３本やり過ごした。「田原さん一発勝負ですよ。宇崎さんのスケジュールもありますから。」無情だ。弟は岸寄りで何本か乗っている。その時私の前に波が来た。乗った。すぐにその波は崩れてしまい腹ばいになった。そしてもう１回立ち上がった。最後にカメラに向かってバンザイをした。
でも、納得のライディングではなかった。１週間悔いが残った。時間内にいい波を選び出し、最高のライディングをする。それは大会も同じだ。「後悔してもしょうがない。」弟は冷静だった。
人生も同じである。チャンスを掴み取りより良い結果を出すということの重要さを教えられた。行くのか、行かないのか。決めるのは自分である。決めたらそれまでの経験と勘で突き進む。
皆さんも人生の大波を掴んで乗ってください。
