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[サーファー院長の骨休め]コラム::「進化?退化?」 
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「進化?退化?」 
猿は森で暮らしていた。そこから草原に出たことが立ち上がるきっかけになったという。立ち上がりより遠くを見、自由になった手を使い、言葉をしゃべり、道具を作った。その刺激が脳を発達させた。猿人、原人、ヒト。四足とは違い二足で体を支えるために背骨や背筋を発達させてきた。他の生物もそう。魚は泳ぐため、鳥は飛ぶために現在の体型を獲得した。人間も含めあらゆる生き物は生きるために必要な能力を得るために進化してきたのだ。それらは最も効率的に泳ぐため、飛ぶために必要で理に叶った形態左右対称。魚の美しい流線型、鳥の翼の左右対称にもしも狂いが生じたら、たちまち重心を失い巧に動くことが出来ず、そして滅亡してしまうだろう。
近年私たち人間にこのような非対称体型が起きているのである。人間は食べるために生きている。人類は最初穀物や植物の根や葉、肉などを生のままかじっていた。次に火を使って調理することで食べ物がだんだん軟らかくなった。こうして次第に咀嚼力が退化していった。そして日本では戦後急速に甘く軟らかい加工食品の食生活に変貌し、顎骨の形状までも変化してしまった。人間の顎は頭蓋骨の下に下顎がぶら下がるような構造になっていて、自由に上下、左右、前後に動かすことができる。しかし、強く噛み締めなくても消化できる食べ物では顎は充分発達せず、より細く薄い下顎が出来上がってしまった。その影響で歯の生えるスペースが狭くなり、歯と歯が重なるように押し合っている。噛み合わせにも影響したり、歯そのもの、その土台、咀嚼筋までも弱まってしまった。噛み方も変化し、左右のバランスを欠き顎の位置が崩れ始める。それに導かれるように頭の位置が変化し、支えるにはひ弱過ぎる首の筋肉が悲鳴を上げ、左右の肩の傾きを調整する。更に胸椎や腰椎を湾曲させ、骨盤を捻り、足を突っ張り、全身を使って転倒から身を守ろうとしているのだ。
その結果運動機能の低下や不快症状が生じ、集中力、持久力が衰える。
人類の進化の歴史は脳が大きくなり、顎が小さくなった歴史でもあった。小顔、小顔というが、それは進化の最先端の顔のつくりなのである。
今人類は退化しながら進化している。「使わないものはダメになる」これが生物の退化の原則だ。人間の体はじっとしているようには出来ていない。体を動かし、顎を動かそう。人類が滅亡しないように。
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