「七情」
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2007年バックナンバー
健康であればカラダの内外の環境変化に適応できるため病気にかからない。しかし、気が衰えていたり、外因六淫(風、寒、暑、湿、燥、火熱)内因七情(怒、喜、思、憂、悲、恐、驚)そして不内外因がカラダに影響を及ぼし、その変化にカラダが適応できなくなった時病は発生する。今回は、この七つの情がカラダにどう影響するかについてお話しすることにしましょう。
七情とは人間の自然な感情表現である。通常はその人その人に備わったキャパシティーの範囲内で保っているが、突然強いストレスを受けてカラダの限界を越えると臓腑や気血の不調を来たし発病する。例えば、身内の死による深い悲しみ、突然の怒り、受験や心配事などでくよくよ悩むといった精神的ストレスが誘因となって臓腑、気血に影響して発病する。これを内傷七情という。中医学では、五臓が感情を支配しているので、七情の失調は臓腑の疾病となって現れる。急に怒りっぽくなる、感傷的になる、人に声を掛けられただけで驚くといった感情の変化が現れたら臓腑のバランスが崩れたと考えよう。
『怒ると気は上り、喜ぶと気は緩み、思うと気は鬱滞し、憂い悲しむと気は消え、恐れると気は下り、驚くと気は乱れる』
怒りは、肝の機能を低下させ頭痛や目まいが現れる。喜べば、精神的緊張をやわらげるが、喜び過ぎると心神が乱れて不眠、動悸、集中力減退の症状が現れる。思えば、消化吸収作用が低下し、食欲不振、下痢、腹が張る、何をするのもおっくうでやる気がない。更に進むと不眠、多夢、健忘の症状が現れる。悲しめば、肺気を消耗し疲れやすい。しゃべるのがおっくう、声がかすれるの症状が現れる。恐るれば、腎気が損傷して失禁、脱糞、流産を起こし、長時間恐怖が続くと遺尿、遺精、早漏が現れる。驚くと、心気を乱し、動悸、不眠、精神錯乱の症状が現れる。
これに前出の外因である自然環境と不内外因である、食生活の不摂生、過労、運動不足、外傷、寄生虫などが加わるとカラダは、たちまち抵抗不能の状態になり、臓腑、経絡、器官、組織の陰陽のバランスが崩れ疾病が引き起こされるのである。
七情とは人間の自然な感情表現である。通常はその人その人に備わったキャパシティーの範囲内で保っているが、突然強いストレスを受けてカラダの限界を越えると臓腑や気血の不調を来たし発病する。例えば、身内の死による深い悲しみ、突然の怒り、受験や心配事などでくよくよ悩むといった精神的ストレスが誘因となって臓腑、気血に影響して発病する。これを内傷七情という。中医学では、五臓が感情を支配しているので、七情の失調は臓腑の疾病となって現れる。急に怒りっぽくなる、感傷的になる、人に声を掛けられただけで驚くといった感情の変化が現れたら臓腑のバランスが崩れたと考えよう。
『怒ると気は上り、喜ぶと気は緩み、思うと気は鬱滞し、憂い悲しむと気は消え、恐れると気は下り、驚くと気は乱れる』
怒りは、肝の機能を低下させ頭痛や目まいが現れる。喜べば、精神的緊張をやわらげるが、喜び過ぎると心神が乱れて不眠、動悸、集中力減退の症状が現れる。思えば、消化吸収作用が低下し、食欲不振、下痢、腹が張る、何をするのもおっくうでやる気がない。更に進むと不眠、多夢、健忘の症状が現れる。悲しめば、肺気を消耗し疲れやすい。しゃべるのがおっくう、声がかすれるの症状が現れる。恐るれば、腎気が損傷して失禁、脱糞、流産を起こし、長時間恐怖が続くと遺尿、遺精、早漏が現れる。驚くと、心気を乱し、動悸、不眠、精神錯乱の症状が現れる。
これに前出の外因である自然環境と不内外因である、食生活の不摂生、過労、運動不足、外傷、寄生虫などが加わるとカラダは、たちまち抵抗不能の状態になり、臓腑、経絡、器官、組織の陰陽のバランスが崩れ疾病が引き起こされるのである。