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「グレートジャーニー」 
人間の祖先と言われる猿人は約500万年前アフリカで誕生したとされる。彼らはアフリカからシベリア、アラスカを通り南米大陸パタゴニアまで気の遠くなるような時間を掛けて進化を遂げながら世界中に移動拡散していった。この人類の旅路を「グレートジャーニー」(大いなる旅)という。この5万キロを逆ルートで南米からアフリカへと旅した日本の医師でもある冒険家関野吉晴氏が今月15日大磯小学校にて「自然とともに生きる人たち」というテーマで講演会があり、大磯小の5,6年生と父兄を前に話して下さった。彼は黒っぽいセーターにズボンというどこにでもいそうな50男という格好で冒険記を語り始めた。
グレートジャーニーの出発は1993年南米チリからだった。人類が歩いた道を辿るだけではなく、その土地の人々や自然とじっくりと向き合うことが旅の目的だった。移動手段は自分の脚力、腕力のみと自分でルールを決めた。それは昔の人がしたように暑さ寒さや風を同じように感じたかったからである。
電気がなく月の明かりだけを頼りに夜を過ごすアンデスの人たち、流氷の海でクジラ、セイウチや白熊と獲るか獲られるかの真剣勝負の狩猟をする人たちのことなどを話した。そのことを彼は「フェアな狩り」という。自然界には人間が立入り過ぎてはいけない掟がある。それを侵してはならない。そこで生活を営む民族にとって食糧は命だ。乱獲して獲物が絶滅してしまっては子孫が生きていけない。その量をちゃんとわきまえている。日本は「便利で快適な生活で長生きしたい。」を目指してがんばった。その目標は達成されたのにまだ景気を回復させようとがんばっている。農耕民族の日本人は収穫を貯め込む社会だ。狩猟民族は自然の掟を守り蓄えないから自然と共存できる。またこうも言った。農耕民族の日本人は「今」を犠牲にして物質的な先の豊かさを求めた。アマゾンの先住民は狩猟という「今」の楽しみを求める。それが彼らにとっての心の豊かさなのだ。
この講演で自然から学ぶ教育の重要性、合理主義的価値観側から見る彼ら自然とともに生きる人たちから学ぶべき点。多いに勉強になった。
最後に吉野氏が退場する際私の横を通った。やや前かがみの歩行姿勢はまさにネアンデルタール人を見た気がした。その姿勢が特徴的だったのもあるが、我々人類の骨格は
500万年前とさほど変わっていない。脳ミソが少しだけ重くなっただけだ。その脳ミソは進化しより効率よく、合理的にモノを作り出すことにエネルギーを注ぎ、地球をも支配できると思い込んだ。しかし、吉野氏は進化の過程を逆戻りし、退化の方向で旅したことで本来の人間のあるべき姿を見つけ出したのかもしれない。尻の太さで繋がったあの太い太ももはきっと地球の大地を踏みしめ自転車をこぎ、何人もの人類たちと出会い会話できたことの証しなのだろう。それをマッサージしたいと思ったのは私だけだろうか?
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