「クリティカルセクション」
カテゴリタグ:
2005年バックナンバー
寒気が居座り毎日寒い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?大陸育ちの冷たい寒気が日本列島に南下するこの時期、伊豆半島を回り込むように相模湾に吹き込む冷たい西風がもたらすものは、凍えるような寒さと遠い海上から運び込まれる波。ここ大磯北浜海岸にも連日きれいな波を届けています。マフラーを巻き白い息を吐きながら駅へ向かう人たちからの冷めたい眼差しを感じながら、私は仕事前サーフボードを持って海へ向かいます。そんな時海にはサーファーの影もなく、時には貸し切りなんて事も。来る波来る波全部乗ることができ、ウエットスーツの中は汗ばむ程。信じられないでしょ?
そんな西高東低の気圧配置の時遥かアリューシャン沖で発達した低気圧から送り出される荒波はやがてゆっくりとした大きなうねりに生まれ変わり、遠くハワイの島々まで達する。
湘南で見慣れたサーフィンは乗ってはコケの繰り返し。アザラシのようにプカプカ浮いているサーファーを「あんな小さな波に乗って何が面白いんだろう?」と思うでしょう。しかし、あの後ろから波に押され、滑り出す瞬間の浮遊感は、味わった者にしか分からない独特の感覚なのです。コケるのはバランスの問題だけではありません。サーフィンは波を見、感じることから始まります。波というのは、まさに崩れる瞬間そこにパワーが集約されているのですが、そこにボードと共に身を置くのです。そこが「クリティカルセクション」と言い、そこに居ればスピードがつき、ボードが安定するのです。そこから先に行き過ぎればボードを方向転換させセクションに戻る。その連続技がサーフィンなのです。コンテストに置いては波のパワーゾーンから離れることなく、ボードをコントロールし、難易度の高い技をいかにバラエティー豊かに繰り出したかをジャッジは採点します。ちょうどフィギュアスケートと同じ採点方法です。
今ハワイオアフ島ノースショアにはプロサーフィンの世界最高峰「パイプラインマスターズ」が開催されています。世界で最も危険な波バンザイパイプライン。その巨大な波のトンネルをいかに深く入りくぐり抜けて来ることができるかを競い合います。命をかけて波に飛び込む彼らの勇姿は一見の価値有りです。
※リップカールプロ・パイプラインマスターズ迫力映像を御覧下さい。www.aspworldtour.com
そんな西高東低の気圧配置の時遥かアリューシャン沖で発達した低気圧から送り出される荒波はやがてゆっくりとした大きなうねりに生まれ変わり、遠くハワイの島々まで達する。
湘南で見慣れたサーフィンは乗ってはコケの繰り返し。アザラシのようにプカプカ浮いているサーファーを「あんな小さな波に乗って何が面白いんだろう?」と思うでしょう。しかし、あの後ろから波に押され、滑り出す瞬間の浮遊感は、味わった者にしか分からない独特の感覚なのです。コケるのはバランスの問題だけではありません。サーフィンは波を見、感じることから始まります。波というのは、まさに崩れる瞬間そこにパワーが集約されているのですが、そこにボードと共に身を置くのです。そこが「クリティカルセクション」と言い、そこに居ればスピードがつき、ボードが安定するのです。そこから先に行き過ぎればボードを方向転換させセクションに戻る。その連続技がサーフィンなのです。コンテストに置いては波のパワーゾーンから離れることなく、ボードをコントロールし、難易度の高い技をいかにバラエティー豊かに繰り出したかをジャッジは採点します。ちょうどフィギュアスケートと同じ採点方法です。
今ハワイオアフ島ノースショアにはプロサーフィンの世界最高峰「パイプラインマスターズ」が開催されています。世界で最も危険な波バンザイパイプライン。その巨大な波のトンネルをいかに深く入りくぐり抜けて来ることができるかを競い合います。命をかけて波に飛び込む彼らの勇姿は一見の価値有りです。
※リップカールプロ・パイプラインマスターズ迫力映像を御覧下さい。www.aspworldtour.com