[サーファー院長の骨休め]コラム

人間は人類が誕生し、二本足で立てるようになってから二本足で歩くことを義務付けられています。電車やバス、車がなかった時代は馬に乗るかあるいは歩く以外に交通手段がなかったのですが近代では交通手段の発達あるいは科学・文明の発展に伴い人間は歩かない傾向にあります。特に最近ではデスクワークにの職業に就く人や家でゲームばかりしている子供が多く見受けられ、いずれも身体を動かすことをしません。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　当館に来られる患者さんの中にも何をしている訳ではないが、「腰が痛い」「肩が凝る」「膝が痛い」という人がいてたいていは普段から運動不足の方が多いのです。
運動不足になると身体を動かさなくなり、同じ姿勢をずっと取り続けることになります。そうすると筋肉に凝りができてしまい、筋肉の下を走っている血管や神経を圧迫し、全身にエネルギーが行き渡らなくなりひいては内蔵機能が失調することにもなりかねません。
運動をすれば筋肉が収縮・弛緩しそれに連動して、下を走っている血管、神経も同じように収縮・弛緩を繰り返し、そのポンプ作用で血液や神経の流れがよくなります。
そこで「ウォーキング」です。ウォーキングは走るのとは違い心臓に負担がかからない運動であり、心肺機能の向上に有効です。また高血圧の予防にもなりますし、腕を大きく振って歩けば肩こり、足を引き上げる動作で腹筋、背筋を鍛え腰痛の解消にもなります。歩けば当然、体内脂肪も燃焼されるので肥満の予防にも効果的です。
ＯＩＳＯ養生館では、４／２５、５／９、５／１６（毎週木曜、12:30～15:30全３回で６，０００円）にウォーキング教室を開催し、その人の身体の状態、運動強度にあった正しい歩き方をお教え致します。歩く前に問診、血圧、脈拍測定、ストレッチを行い、いつでも歩ける状態にした上でウォーキングを行い、最初に自分の歩きをビデオに撮影し、それを鑑賞しその人にあった正しい歩き方を指導した上で海岸や山を歩きます。正しい歩き方をマスターし、美しい景色を見ながらウォーキングをしてみませんか？