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[サーファー院長の骨休め]コラム::人は、海辺で進化した
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人は、海辺で進化した
 我々人類は、海で誕生したという太古の伝説を「アクア説」という。500万年いや、もっと昔アフリカ北部は海水の上昇により殆ど海に沈んだ。そこに取り残された類人猿たちは、海辺に追いやられてしまう。
 獰猛な猛獣から逃れながら水辺で浅瀬の海草や貝を食べ何とか安心して暮らせるようになった。これが人類の祖先なのだという説。森からサバンナに出てきたという「サバンナ説」もある。これまで人類の進化について様々な説があるのは、自説を証明する化石(証拠)がないからだ。900万年前の地層からヒトの祖先ではないかという類人猿の化石が発見され、350万年前の地層からは、直立して二本足で歩いていた類人猿の化石も見つかっている。しかし、なぜかこのふたつをつなぐべき化石が発見されていないのである。それは、ヒトの祖先の生活が水中であったため、貝塚を作らず、足跡や人体化石を残すこともなく全ては、海の彼方に消えたのだ。

 それでは、陸上で生活していた私たちの祖先は、水中でどのように生活し、変化を遂げ、何を獲得したのだろう。まずは、カラダ中に生えていた毛が抜け落ちた。それは、泳ぐ際スピードを阻害するからである。近年の水泳選手が体毛を剃って記録を伸ばすことからも理解できる。だが全く生えていないわけではない。胸毛や背中の毛は、体表の周りを流れる水流に一致し、渦を巻くように生えている。頭髪は、水面から顔を出した時に太陽光線を遮断するためだ。この立ち泳ぎの時の頭が足の真上にくる姿勢こそが、四足状態から脊柱が90度立ち上がり、垂直になった二足歩行の源だ。更に水中という空間でカラダを反らせ、回転させたりしたことでバランス感覚と柔軟性を得た。また、水中に潜ることで酸素量を調節する呼吸法を学んだことで発声機能も獲得したのだ。
 300~500万年に及ぶそんな生活に再び地球環境の変化により、干上がった陸に戻らなくてはならなくなったヒトの祖先は、水中生活で得た特性を活かし、失った体毛の代わりに蓄えた皮下脂肪で寒さをしのぎ、暑さからは、毛穴から汗を出すことで体温調節を行った。水中で獲得した骨盤の構造も二足歩行に役立った。こうしてヒトは、再び陸に戻ってきたのである。

 人は、母親の胎内でわずか10ヶ月のうちで魚から両生類、爬虫類から哺乳類への形態の進化を辿る。生後すぐの赤ん坊は、水に入れても自然に目を開いて泳いでしまう。成長しても海水浴をし、潜水具までつけて深い所まで潜ろうとし、真冬でも波に乗ろうとする私たちは、もし、地球環境の激変がなければ、今頃イルカやクジラの友人として広い海の中をゆうゆうと泳ぎ回っていたに違いない。
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