ビッグマッサー タハラ
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「自信を胸に」
眠れない。


余計なことを考えては、また寝返りを打つ。

あのライバルは、スタートから飛び出すのか?

自分は、いつもの走りができるのか?

悪いイメージばかりが頭をよぎる。
たまらず部屋の灯りをつけバッグの中から心のバイブルに助言を請うた。
「結果を出す人は考えすぎない。」という言葉を見つけた。
「そうだ、シンプルに行こう!冷静に行けば自分はやれる。」
そう思い直し、安堵し眠りに着いたのは目覚ましの鳴る2時間前だった。

午前3時起床。号砲まであと5時間。
スタートラインに各校の第一走者が並んだ。
第一走者の役目は、流れを作ること。無理をすればチームの流れを崩してしまう。
子どもの頃から走るのが速かった。中学までは、球技に熱中していた。
高校では、敢えて別の競技を選んだ。
それが好きだった陸上競技だ。
自分は、相手を睨み付けて威嚇するようなタイプではない。むしろ敵を観察するのが好きだ。

「落ち着きがなく、自信がなさそうだな。」
「この選手、今日は、気合が入っているな。どう攻めてくるのだろう。」
と想像しながらスタートを待つ。

その時既に昨夜のネガティブな気持ちは消え、上を向いて自信がみなぎっていた。
30秒前のコール。もうすぐだ。10秒前。意外と冷静にその時を迎えた。

遂に始まった。

スタートは、一番後ろだった。それでいい。ハイペースが予想されたので、マイペースを保つのが作戦だった。次第にペースダウンを余儀なくされた選手が後退してくる。
しかしすぐには、抜かさない。
そこでも相手の表情を観察し、絶妙のタイミングで抜き去る。こうすることで敵に精神的にダメージを与えられる。ラスト5キロ。後続の選手に追いつかれないようにすることだけに注意して自分のペースを保った。遂にあのライバルに迫った。

その時ふと「俺今日行けるかも?勝てる!」

その瞬間前に出ようと思ったが甘かった。相手が持ち直し離された。勝ちを急いでしまったのだ。しかし、最後まで集中力は、途切れずタスキを繋いだ。

自己記録を大幅に上回るタイムだった。
心技体納得のレース展開だった。
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