「姿勢筋」
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2015年バックナンバー
幼少の頃に「姿勢を正しなさい。」と親や学校の先生から言われたことがあるでしょう。立っている時、座っている時、あなたの姿勢は、いつも誰かに見られています。
では、猫背とは、どのような状態なのか考えてみましょう。短縮した胸の筋肉が両肩を内側に引き寄せるその裏には、必ず引き伸ばされた背中の筋があり、それらは、対となって存在しています。胸の筋肉は、縮んで硬くなり、背中の筋肉は引き伸ばされて筋力低下を引き起こしています。体は、本人の要求に従おうとしますから筋の短縮、伸長、両レベルで適応します。その結果筋は、新たな長さへ組み替り、筋膜は、厚く繊維質になり、弾力性を欠き、虚血状態となります。これがこりや張りというものです。重なり合う筋膜同士が癒着を起こし運動範囲を狭めます。この状態が続くと背骨や肩甲骨をゆっくりと異常な位置に移動させ、今度は、そうさせまいと抵抗する筋が現れ、無駄なエネルギーを消費してしまいます。
こういった症状は、ひどくなったり、時に良くなったりと日々変化します。それは、ここ最近の活動内容や感情によっても左右します。緊張の青写真は、絶えず焼き直されていて、引っ越しの手伝いをしたとか、愛するペットが死んだなど、身体的、精神的体験が筋の緊張の状態をその都度更新します。それこそが生きている証なのです。
こんな話をすると絶望的に聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。私たちマッサージセラピストは、患者さんの話に耳を澄まし、何が原因で筋の緊張が起きているのか注意を払いながら施術をします。
ただ覚えておいていただきたいのは、あなたは、自分の体にどのようなメッセージを送っているのかということです。体は、あなたの要求通りに仕事をしただけで、病を邪魔者扱いしないで欲しいのです。それには、どうしたらいいのでしょうか。動くこと、ばかみたいに踊ることです。動くことで体は、ゆるみます。細胞に活動の指令を送る以外に古い繊維を新しく置き換える機会はないのですから。
では、猫背とは、どのような状態なのか考えてみましょう。短縮した胸の筋肉が両肩を内側に引き寄せるその裏には、必ず引き伸ばされた背中の筋があり、それらは、対となって存在しています。胸の筋肉は、縮んで硬くなり、背中の筋肉は引き伸ばされて筋力低下を引き起こしています。体は、本人の要求に従おうとしますから筋の短縮、伸長、両レベルで適応します。その結果筋は、新たな長さへ組み替り、筋膜は、厚く繊維質になり、弾力性を欠き、虚血状態となります。これがこりや張りというものです。重なり合う筋膜同士が癒着を起こし運動範囲を狭めます。この状態が続くと背骨や肩甲骨をゆっくりと異常な位置に移動させ、今度は、そうさせまいと抵抗する筋が現れ、無駄なエネルギーを消費してしまいます。
こういった症状は、ひどくなったり、時に良くなったりと日々変化します。それは、ここ最近の活動内容や感情によっても左右します。緊張の青写真は、絶えず焼き直されていて、引っ越しの手伝いをしたとか、愛するペットが死んだなど、身体的、精神的体験が筋の緊張の状態をその都度更新します。それこそが生きている証なのです。
こんな話をすると絶望的に聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。私たちマッサージセラピストは、患者さんの話に耳を澄まし、何が原因で筋の緊張が起きているのか注意を払いながら施術をします。
ただ覚えておいていただきたいのは、あなたは、自分の体にどのようなメッセージを送っているのかということです。体は、あなたの要求通りに仕事をしただけで、病を邪魔者扱いしないで欲しいのです。それには、どうしたらいいのでしょうか。動くこと、ばかみたいに踊ることです。動くことで体は、ゆるみます。細胞に活動の指令を送る以外に古い繊維を新しく置き換える機会はないのですから。