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[サーファー院長の骨休め]コラム::「人には、人の物語。」
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「人には、人の物語。」
「いつから腰が痛いのですか?」

「2週間前から突然痛くなりました。」

「なぜ、痛くなったのですか?」

「分からないです。」

「何か痛くなるようなことをしましたか?」

「いいえ。」

ここまでで、この腰痛の原因は、不明だ。こういう時、治療師は、動いてもらったり、触ってみたりして早く解答を出そうとプレッシャーがかかる場面だ。
そこで情報交換が必要になってくる。

初対面の人のことは、誰も分からない。こちらは、無知なのだから「なぜ、痛いと思いますか?あなたは、どう思いますか?」と正直に聞いてみる。
主観に耳を傾ける。

「実は、子供の頃に膝の靭帯を傷めたことがあります。どちらの足だったか忘れてしまいましたが、それが原因なのかもしれません。」
こういう率直な意見が意外と症状の核心だったりする。
本人は、膝と腰を関連付けて分析している。しかもこの腰の痛みは、思い起こせば10年も前からで、2週間という突発的なものではなく、じわじわと原因が作られてきた結果だと教えてくれた。本人にとって体からの異常信号は、あまりに日常化し過ぎてしまい意識することなく染み付いてしまっていた。それを言葉にしたことで、再認識することができたのだ。

しかし、痛めた膝は、まだ左右どちらか、そしてどこの靭帯を傷めたのかが分からない。
そこで徒手検査を行うことにする。靭帯は、関節を固定するためのものだから、損傷すると固定感がなくなり、異常な遊びが表れる。また、筋肉の質感も脆弱化する。それを補うために固定しなければならない別の関節が出現し、今回のような結果が表れてきたのだと想定できる。

治療師は、患者さんから話を聞く職業と言っても過言ではない。

自分にしか分からないイメージを述べることが、判断の邪魔になることはないので教えて欲しい。

こういったインタビューから患者さんと治療師とが物語の擦り合わせをする。
このプロセスを踏むことが、治療上の最大のテーマだということだ。
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