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[サーファー院長の骨休め]コラム::「バランスと脊柱側湾症」後編
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「バランスと脊柱側湾症」後編
最近、子ども達の姿勢に深刻なゆがみがあることに気付いている方も多いはず。前編では、この症状の起こるメカニズムを紹介しました。今回は、その対処法を紹介します。

これまでの医学界では、側湾症の患者には腰部等に鉄棒を差し込んだギブスを装着して進行を食い止めようとしたが、これではまだ対症療法であった。ギブスを使用しないで済む方法はないかと研究を進めた。「側湾症は平衡機能の高重心化への不適応によって起こるものなのだから発生年齢以前に平衡機能を訓練すれば、側湾症を防げるのではないか?」これを証明するために、ある小学校の校庭にタイヤ遊具を設置した。タイヤを地に埋め込んでその上を歩かせたり、タイヤの中に児童が入ってクルクルと転がしたりして遊ばせた。すると子ども達の平衡機能の訓練につながり、乗り物酔いが減ったり、側湾症の児童も全く見られなくなった。それにより側湾症と平衡感覚とが深い関係にあることが明らかにされたのである。よって成長期以前に平衡機能訓練を十分に行えば、側湾症はかなりの程度予防できると強い確信が持てたのである。

私の仕事はマッサージ・指圧・整体治療師です。最近、子どもに多くの脊柱側湾症の患者さんを見かけます。どちらかというとそれらはまだ軽度で機能性側湾症(直立位では脊柱はまっすぐだが、体を前屈させると側湾が現れる)です。しかし、これらも深刻な側湾症の予備軍です。屋外で遊ぶことで自然と平衡機能は発達します。しかし現代の子ども達はじっと屋内でテレビを見たり、ゲームをしていて体を動かしません。それでは側湾症になるのを待つようなものです。成人になってから側湾症を治すのは長い時間がかかります。しかし、年齢の若いうち、側湾の初期のうちに手を打てば十分改善されます。そこでマッサージ、脊椎の矯正は有効です。脊椎の曲がりから自律神経の機能低下を引き起こします。これが睡眠不足、内臓機能低下、集中力減退など様々な症状の原因となります。このような方は、是非一度こちらまでご相談下さい。
そして、子ども達の体は“自然と戯れて遊ぶ”ことを要求しています。海や山でのびのびと遊ばせてあげること。これに勝る治療法はありません。
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